ファミリーマートから2024年8月6日発売「もちっと食感のバナナパン」。
この記事では、「もちっと食感のバナナパン」の栄養成分と原材料をご紹介。また、カロリーやたんぱく質・糖質などを日本人の食事摂取基準(2020年版)の視点から分析します。
- ファミマ「もちっと食感のバナナパン」の栄養成分表示
- カロリー
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物(糖質と食物繊維)
- 食塩相当量
- 原材料
ファミマ「もちっと食感のバナナパン」の栄養成分
栄養成分表示
エネルギー | 234kcal |
---|---|
たんぱく質 | 4.0g |
脂質 | 9.0g |
炭水化物 | 34.9g |
糖質 | 33.8g |
食物繊維 | 1.1g |
食塩相当量 | 0.4g |
カロリー
ファミマの「もちっと食感のバナナパン」は、1個あたり234kcalのカロリーがあります。
これを日本人の食事摂取基準(2020年版)と照らし合わせてみましょう。成人男性の1日の推定エネルギー必要量は、身体活動レベルによりますが、2,200kcalから3,000kcalとされています。一方、成人女性は1,750kcalから2,350kcal程度です。
この基準から考えると、「もちっと食感のバナナパン」1個で成人男性の推奨カロリー摂取量の約8%から11%、成人女性の場合は約10%から13%を占めることになります。朝食や軽食としてこのパンを選ぶと、エネルギー摂取量をコントロールしやすいですが、カロリーがやや高めであるため、他の食事とのバランスが重要です。
注意点として、パン自体は満腹感を与えやすい食品ですが、カロリーが高いため、食事全体のエネルギーバランスを考えて取り入れることが大切です。特に、1日の摂取カロリーをオーバーしないように注意しましょう。
たんぱく質
「もちっと食感のバナナパン」には、たんぱく質が4.0g含まれています。日本人の食事摂取基準(2020年版)によれば、成人男性の1日のたんぱく質推奨量は60g、成人女性では50gとされています。この基準を基にすると、このパン1個で男性は約7%、女性は約8%のたんぱく質を摂取することができます。
このパンに含まれるたんぱく質量は決して多くはありませんが、軽食や間食としては適切な量です。また、たんぱく質は筋肉の維持や体の修復に不可欠な栄養素であり、毎食でバランスよく摂取することが推奨されます。
一方で、このパンだけで1日に必要なたんぱく質を十分に摂取することは難しいため、他の食事でしっかりとたんぱく質を補うことが重要です。例えば、卵や豆類、乳製品などを組み合わせることで、総合的にたんぱく質の摂取量を確保できます。
脂質
ファミマの「もちっと食感のバナナパン」には、脂質が9.0g含まれています。日本人の食事摂取基準(2020年版)では、脂質の摂取量は総エネルギー摂取量の20%から30%が推奨されています。例えば、1日の総エネルギー摂取量が2,000kcalであれば、脂質の摂取量は約44gから67gが目安となります。
この基準に照らし合わせると、このパン1個で1日の脂質摂取目安量の約13%から20%を占めることになります。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。そのため、他の食事での脂質摂取量も考慮し、バランスを保つことが必要です。
特に、飽和脂肪酸の摂取は控えめにすることが推奨されているため、パンに含まれる脂質の種類にも注意を払うことが大切です。健康的な脂質を意識し、適切な量を摂取することで、全体の食事バランスを維持しましょう。
炭水化物
糖質
「もちっと食感のバナナパン」には、糖質が33.8g含まれています。日本人の食事摂取基準(2020年版)では、炭水化物(糖質と食物繊維を含む)は総エネルギー摂取量の50%から65%を占めることが推奨されています。例えば、1日の総エネルギー摂取量が2,000kcalの場合、糖質の目安摂取量は約250gから325gとなります。
このパン1個で、1日の糖質摂取目安量の約10%から13%をカバーすることができます。糖質は体のエネルギー源として不可欠ですが、過剰に摂取すると血糖値の急上昇を引き起こし、インスリン抵抗性を高めるリスクがあるため、適量を守ることが大切です。
一方で、食物繊維が1.1g含まれているため、糖質の吸収を緩やかにする効果も期待できます。しかし、全体の食事で糖質の摂取量が多くならないよう、他の食事では糖質を控えめにするなど、バランスを意識することが重要です。
食物繊維
ファミマの「もちっと食感のバナナパン」には、1.1gの食物繊維が含まれています。日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人男性は1日21g以上、成人女性は18g以上の食物繊維を摂取することが推奨されています。この基準をもとにすると、このパン1個で男性は約5%、女性は約6%の食物繊維を摂取できることになります。
食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進するだけでなく、血糖値の急上昇を防ぐ役割も果たします。しかし、現代の食生活では、食物繊維の摂取が不足しがちであり、日常的に意識して摂取することが必要です。このパンには適度な食物繊維が含まれているため、他の食品と組み合わせることで、1日の摂取目標に近づけることが可能です。
ただし、1.1gという量は決して多いわけではないため、食事全体で意識的に食物繊維を補うことが求められます。例えば、野菜や果物、全粒穀物などを積極的に取り入れることで、食物繊維の摂取量を効果的に増やすことができます。
食塩相当量
「もちっと食感のバナナパン」には、食塩相当量が0.4g含まれています。日本人の食事摂取基準(2020年版)によれば、成人男性の1日の食塩摂取目標量は7.5g未満、成人女性は6.5g未満とされています。このパン1個で、男性の1日の摂取目標量の約5%、女性では約6%を占める計算になります。
食塩の摂取量を抑えることは、高血圧や心血管疾患のリスクを減らすために重要です。このパンは、軽食や朝食として適度に塩分を摂取できるため、塩分過多になりにくい点で安心です。しかし、他の食事での塩分摂取量にも注意が必要です。
特に、加工食品や外食などで知らず知らずのうちに塩分を多く摂取してしまうことが多い現代の食生活では、全体のバランスを考えることが求められます。低塩の食品を選ぶ習慣をつけるとともに、このパンを含めた1日の塩分摂取量が過剰にならないように心がけましょう。
栄養成分まとめ
栄養成分 | バナナパン | 日本人の食事摂取基準 | 全体の% |
---|---|---|---|
エネルギー | 234kcal | 2200-3000kcal | 7.8-10.6% |
たんぱく質 | 4.0g | 60g | 6.7% |
脂質 | 9.0g | 44-67g | 13.4-20.5% |
炭水化物 | 34.9g | 250-325g | 10.7-13.9% |
糖質 | 33.8g | 250-325g | 10.4-13.5% |
食物繊維 | 1.1g | 21g (男性), 18g (女性) | 5.2% (男性), 6.1% (女性) |
食塩相当量 | 0.4g | 7.5g (男性), 6.5g (女性) | 5.3% (男性), 6.2% (女性) |
原材料
バナナフラワーペースト(国内製造)、小麦粉、クッキー生地(小麦粉、ショートニング、砂糖、還元水あめ、米粉、卵、乳等を主要原料とする食品)、糖類、マーガリン、卵、ショートニング、パン酵母、食塩、発酵種、加工油脂、小麦たんぱく、大豆粉、麦麹粉末/加工デンプン、ソルビトール、乳化剤、増粘剤(増粘多糖類、CMC-Na、アルギン酸エステル)、グリシン、pH調整剤、酢酸Na、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、イーストフード、着色料(カラメル、カロチノイド)、甘味料(スクラロース)、ビタミンC、(一部に卵・小麦・乳成分・大豆・バナナを含む)
参考サイト:ファミリーマート、日本人の食事摂取基準(2020年版)