2024年4月9日に発売されたファミリーマートの「生コッペパン ツナ&たまご」。ツナサラダとたまごサラダを挟んだふわふわパン。これはおいしいだろうことは想像できるけど、気になるのがカロリーや糖質などの栄養成分や原材料。
そこで、ファミリーマート「生コッペパン ツナ&たまご」カロリー・糖質など栄養成分や原材料を調査。太る飲み物か考察します。
カロリーや糖質など栄養成分
栄養成分表示
ファミリーマートのファミマルベーカリー「生コッペパン ツナ&たまご」は4個入り。
まずは、1個当たりのカロリーや糖質など栄養成分をご紹介します。
- エネルギー:258kcal
- たんぱく質:7.9g
- 脂質:14.6g
- 炭水化物:24.2g
- 糖質:23.1g
- 食物繊維:1.1g
- 食塩相当量:1.3g
「生コッペパン ツナ&たまご」太る?栄養バランスを考察
エネルギー(カロリー)
ファミリーマートの「生コッペパン ツナ&たまご」は一個あたり258kcalのエネルギーを含んでいます。これを日本人の食事摂取基準(2020年版)と比較すると、このカロリー量は、一般的な成人が1食で摂取すべきカロリーの約10%から15%を占めると言えます。一日のエネルギー必要量が男性で約2500kcal、女性で約2000kcalとされている中、このパン一つで250kcal以上を摂取することになります。
ただし、これはあくまでも平均的な値であり、個人の活動レベルや体重、健康状態によって必要なエネルギー量は異なります。
現在の私たちのライフスタイルが多く座って過ごす時間が長いため、カロリーの摂取過多は肥満の原因となることもあります。そのため、エネルギー密度が高い食品を摂取する際には、その他の食事でのカロリー量を考慮することが重要です。
たんぱく質
「生コッペパン ツナ&たまご」のたんぱく質含有量は一個あたり7.9gです。これを日本人の食事摂取基準(2020年版)で推奨されている1日のたんぱく質摂取量と照らし合わせてみると、成人男性で50〜65g、成人女性で40〜50gが推奨されています。つまり、このコッペパン一つで成人女性のたんぱく質摂取推奨量の約16%から20%、成人男性の約12%から16%を摂取できることになります。
たんぱく質は体の組織を構成する重要な栄養素であり、筋肉や内臓、さらには髪の毛や爪といった部分の健康維持に必要です。一方で、過剰なたんぱく質摂取は腎臓に負担をかけることがあるため、摂取量を適切に管理することが求められます。
このため、日々の食事計画においては、たんぱく質源としての食品選びに注意を払うことが大切です。
脂質
ファミリーマートの「生コッペパン ツナ&たまご」に含まれる脂質は一個あたり14.6gです。日本人の食事摂取基準を参照すると、成人の一日の脂質摂取量はエネルギー摂取量の20%から30%の範囲内での摂取が推奨されています。平均的な2000kcalの食事であれば、一日に44gから66gの脂質を摂ることが望ましいとされています。このパン一つで、推奨摂取量の約22%から33%を摂取することになります。
脂質はエネルギー源として重要な役割を果たす一方で、摂取量が多すぎると肥満や心臓病のリスクを高める可能性があります。特に飽和脂肪酸は摂り過ぎに注意が必要です。
このため、脂質の摂取量を日々の食事で管理することが大切であり、他の食品とのバランスを考えながら、脂質の摂取を計画することが推奨されます。
糖質
「生コッペパン ツナ&たまご」の糖質内容は一個あたり23.1gです。日本の食事摂取基準では、糖質の適切な摂取量について具体的な数字を定めているわけではありませんが、一般的には全体のエネルギー摂取量の約50%を糖質から摂ることが推奨されています。2000kcalの日常的な摂取エネルギーを考慮した場合、糖質は約250gの摂取が目安となります。
このパン一つで、目安となる糖質の約9.2%を摂取することができます。
糖質は体を動かすための主要なエネルギー源となりますが、摂取量が過多となると体重増加や、場合によっては血糖値の急激な上昇といった健康問題を引き起こす可能性もあります。
そのため、日々の糖質の摂取量を意識し、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
食物繊維
ファミリーマートの「生コッペパン ツナ&たまご」に含まれる食物繊維は一個あたり1.1gです。日本人の食事摂取基準において、成人の食物繊維の目安量は男性で20g以上、女性で18g以上とされています。このパンの食物繊維量は、これらの目安に対して、男性の5.5%、女性の6.1%に相当します。
食物繊維は消化されにくいため、腸内環境の改善や便通の促進に役立ちます。そのため、一日の食物繊維の摂取量を意識することは、健康維持に重要です。
ただし、このパンだけでは必要な食物繊維量を満たすことは難しく、他の食品と組み合わせてバランスよく摂取することが推奨されます。例えば、サラダや果物、全粒粉製品など、食物繊維を豊富に含む食品を一緒に摂ることが良いでしょう。
食塩相当量
「生コッペパン ツナ&たまご」の食塩相当量は一個あたり1.3gとされています。日本人の食事摂取基準では、成人に推奨される食塩の上限は一日あたり7.5gです。このパン一つで、その上限の約17.3%を摂取することになります。
食塩の摂取過多は、高血圧や心疾患などのリスクを高めることが知られています。このため、特に塩分を控える必要がある方は、日々の食塩摂取量を意識的に管理することが大切です。
このパンを選ぶ際には、その他の食事での塩分量も考慮し、全体として食塩の摂取量が一日の推奨上限を超えないように注意することが望ましいです。他にも、高塩分のスナックや加工食品の摂取を控えることが、健康維持のために効果的です。
栄養成分表示と日本人の食事摂取基準の比較まとめ
栄養成分 | 生コッペパン ツナ&たまご | 日本人の食事摂取基準 (一日あたり) | 摂取基準に対する割合 (%) |
---|---|---|---|
エネルギー | 258 kcal | 男性: 2500 kcal, 女性: 2000 kcal | 男性: 10.3%, 女性: 12.9% |
たんぱく質 | 7.9 g | 男性: 65 g, 女性: 50 g | 男性: 12.2%, 女性: 15.8% |
脂質 | 14.6 g | 男性: 73 g, 女性: 60 g | 男性: 20.0%, 女性: 24.3% |
炭水化物 | 24.2 g | 男性: 325 g, 女性: 275 g | 男性: 7.4%, 女性: 8.8% |
糖質 | 23.1 g | 推奨割合: 総エネルギーの50-60% | 参照: 炭水化物 |
食物繊維 | 1.1 g | 男性: 20 g, 女性: 18 g | 男性: 5.5%, 女性: 6.1% |
食塩相当量 | 1.3 g | 7.5 g | 17.3% |
原材料
オニオン入りツナサラダ(国内製造)、タマゴサラダ、小麦粉、砂糖、ショートニング、生クリーム、卵、小麦たんぱく、乳等を主原料とする食品、パン酵母、食塩、醸造酢、乾燥パセリ、加工油脂/加工デンプン、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類、アルギン酸エステル)、酢酸(Na)、グリシン、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、pH調整剤、着色料(パプリカ色素)、香辛料、(一部に卵・小麦・乳成分・大豆を含む)