ファミリーマートから2024年8月13日発売「ブルーベリーロール」。
この記事では、ファミリーマート「ブルーベリーロール」の栄養成分表示と原材料を紹介。また、日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考にカロリーやたんぱく質・糖質などの考察します。
- ファミマ「ブルーベリーロール」の栄養成分
- カロリー
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物(糖質と食物繊維)
- 食塩相当量
- 原材料
ファミマ「ブルーベリーロール」の栄養成分
栄養成分表示
エネルギー | 310kcal |
---|---|
たんぱく質 | 3.7g |
脂質 | 12.1g |
炭水化物 | 46.9g |
糖質 | 46.1g |
食物繊維 | 0.8g |
食塩相当量 | 0.3g |
カロリー
ファミリーマートの「ブルーベリーロール」は、一個あたり310kcalのエネルギーを含んでいます。
このカロリーは、日本人の食事摂取基準(2020年版)を基に考えると、成人の1回の食事で必要とされる総エネルギー量の約15%を占めます。これには、成人が1日に摂取すべきエネルギーが2000kcalであることを前提にしています。
このカロリーが高いか低いかは個々の活動レベルや全体の食事バランスに依存します。
例えば、身体活動が多い人や成長期の若者では、このエネルギー量が適切な場合もあります。
ただし、ダイエット中の人や低活動の高齢者にとっては、一食で摂取するエネルギー量としては高めかもしれません。それからというもの、スナックやおやつとしての選択は、その他の食事内容や1日の総カロリー摂取を考慮することが重要です。
たんぱく質
ファミリーマートの「ブルーベリーロール」に含まれるたんぱく質は、一個あたり3.7gです。この量は、日本人の食事摂取基準における成人の推奨される1日のたんぱく質摂取量(男性60g、女性50gと仮定した場合)の約6%から7%を占めます。このことから、「ブルーベリーロール」はたんぱく質の主要な供給源とは見なされません。
たんぱく質は、筋肉や臓器の構成、さらには免疫機能の維持に不可欠であり、その重要性は言うまでもありません。そのため、主食、主菜、副菜を基本としたバランスの良い食事が推奨されています。
このように考えると、ブルーベリーロールはたんぱく質を補うための補助的な食品として考えるべきで、たんぱく質が豊富な食品と組み合わせることで、栄養バランスを整えることが可能です。
脂質
ファミリーマートの「ブルーベリーロール」には、一個あたり12.1gの脂質が含まれています。
日本人の食事摂取基準を参照すると、成人の1日の脂質摂取推奨量は50から70gです。
これを踏まえると、このロール一個で成人が1日に必要とされる脂質の約17%から24%を摂取することになります。
お菓子やスナック類に多く見られる飽和脂肪酸やトランス脂肪酸も含まれる可能性があり、これらは心血管疾患のリスクを高めることが知られています。
脂質はエネルギー源としてだけでなく、体内の重要な機能を果たす必要不可欠な栄養素ですが、摂取量には注意が必要です。過剰な脂質の摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることから、ブルーベリーロールを食べる際にはその他の食事の脂質含有量も考慮することが望ましいです。
炭水化物
糖質
「ブルーベリーロール」の糖質量は、一個あたり46.1gとなっています。
成人の場合、日本人の食事摂取基準における総エネルギー摂取のうち炭水化物から得るエネルギーの割合は50%から65%とされています。平均的な2000kcalの食事を例にとると、一日の糖質の適切な摂取範囲は約250gから325gです。
これを考慮すると、ブルーベリーロール一個で摂取する糖質は、推奨摂取量の約14%から18%を占めます。
糖質は人間の主要なエネルギー源ですが、過剰な摂取は血糖値の急激な上昇や、肥満、2型糖尿病といった健康問題を引き起こす原因となることがあります。特に、加工食品やスイーツに含まれる糖質は、自然食品に含まれる糖質と比べて急速に吸収されやすいため、摂取時には全体の食事計画における糖質の量を意識することが重要です。
食物繊維
ファミリーマートの「ブルーベリーロール」には、一個あたり食物繊維が0.8g含まれています。日本人の食事摂取基準によれば、成人女性と男性の推奨食物繊維摂取量はそれぞれ18gと20gです。
このロールの食物繊維量を基準量と比較すると、成人が1日に必要とされる食物繊維の約4%から5%しか含まれていません。
食物繊維は、消化吸収を緩やかにし、腸内環境を改善することで知られています。また、長期的には心血管疾患や糖尿病のリスクを低減する効果が期待されます。
しかし、このブルーベリーロールだけでは、日々の食物繊維の必要量を満たすには不十分です。そのため、全体の食事計画の中で、野菜や果物、全粒穀物など、他の食物繊維が豊富な食品を積極的に取り入れることが重要です。
食塩相当量
「ブルーベリーロール」に含まれる食塩相当量は一個あたり0.3gです。日本人の食事摂取基準では、成人の食塩摂取の目標量を1日あたり7.5g未満としています。
このロール一個の食塩相当量は、その目標量の約4%に相当します。これは比較的低い数値であるため、塩分に敏感な人や高血圧のリスクを抱えている人にとっても、気軽に楽しめるスナックの一つと言えます。
それでも、全日の食塩摂取量を意識することは健康維持において非常に重要です。過剰な食塩摂取は高血圧の原因となり得るため、特に加工食品や外食が多い現代の食生活においては、このように食塩量が明記された食品を選ぶことが賢明な選択肢と言えるでしょう。
日々の食事の中で、自然食品を中心にバランスよく組み合わせることが、適切な食塩摂取量の管理につながります。
栄養成分まとめ
栄養成分 | ブルーベリーロール | 推奨1日摂取量 | 全体の割合(%) |
---|---|---|---|
エネルギー | 310 kcal | 2000 kcal | 15.5% |
たんぱく質 | 3.7 g | 50 g | 7.4% |
脂質 | 12.1 g | 50-70 g | 17.3% – 24.2% |
炭水化物 | 46.9 g | 250-325 g | 14.4% – 18.6% |
糖質 | 46.1 g | 同上 | 14.2% – 18.3% |
食物繊維 | 0.8 g | 18-20 g | 4.0% – 4.4% |
食塩相当量 | 0.3 g | 7.5 g | 4.0% |
原材料
小麦粉(国内製造)、ブルーベリージャム、砂糖調製品(砂糖)、水あめ、ファットスプレッド、卵、砂糖、卵白、大豆粉、植物油脂、乳化油脂、ブルーベリーシロップ、食塩/ソルビット、膨張剤、乳化剤、加工デンプン、糊料(増粘多糖類、アルギン酸エステル)、酸味料、着色料(クチナシ、ラック)、香料、pH調整剤、保存料(ソルビン酸)、クエン酸Ca、V.C、酸化防止剤(V.E)、(一部に乳成分・卵・小麦・大豆を含む)
ブルーベリーロール
発売日 | 2024年8月13日(火) |
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価格 | 147円(税込158円) |
販売店 | 全国のファミリーマート |
参考サイト:ファミリーマート、日本人の食事摂取基準(2020 年版)