2019年7月10日放送【あさイチ】では、『得する牛肉の選び方』が紹介されました。
この記事では、食品加工会社勤務の五十嵐直樹さんによる、スーパーで牛肉を選ぶポイントを3つご紹介します。
牛もも肉の選び方
スーパーで牛もも肉を見ると、形が違うことに気づきます。その形は大きく分けると2種類。
- 高さがあって丸いもの
- 少し薄くて四角いもの
この2種類では柔らかさが違います。オススメなのは、「高さがあって丸いもの」です。
「高さがあって丸い」部分は、お尻側の内もも。「少し薄くて四角い」部分は、スネ側の内ももになっています。
そのため、お尻側の「高さがあって丸い」部分は、繊維が密できめ細かい特徴があります。対して、スネ側の「少し薄くて四角い」部分は、繊維が固く筋っぽくなっています。
つまり、牛もも肉をスーパーで購入するなら「高さがあって丸いもの」を選ぶことで、柔らかくて味が乗っているお肉を手にすることができます。
牛サーロインの選び方
牛サーロインの形は、大きく分けて2種類。
- 横幅が長いもの
- 縦幅が長いもの
サーロインを選ぶならオススメなのは、「縦幅が長いもの」です。
「縦幅が長いもの」は同じサーロインでも単価が高い。つまり、上質な部位に近い部分になります。
サーロインは、上質な部位となるリブロースの隣の部分。
そのリブロースに近い部分は、「縦幅が長いもの」のためです。対して「横幅が長いもの」はお尻に近い部分になります。
「縦幅が長いもの」は、濃厚で味がしっかりしているので、サーロインは「縦幅が長いもの」を選ぶようにしましょう。
国産牛を選ぶなら「交雑種」
国産牛は、「和牛」・「乳用種」・「交雑種」の3種類に分けられます。
その中でオススメなのが「交雑種」。
「混雑種」とは、「和牛」と「乳用種」をかけ合わせて生まれた牛で、味が良くてコスパも良いのがオススメの理由です。
しかしスーパーでは、「国産牛」としか表示されていないものが多いため、「和牛」・「乳用種」・「交雑種」のどれなのか分かりにくいです。
そこで確認する方法が、個体識別番号です。
個体識別番号は10ケタの数字で表示されています。これを家畜改良センターのホームページで10ケタを入力することで確認できます。
・家畜改良センター:http://www.nlbc.go.jp/